週刊誌から from weekly magazine 2004 9 30

ニューズウィーク日本版 2004 10.6
 毎週、イラク関係の記事が多いですね。
これは、忘れたくても忘れられない「夏休みの宿題」のようなものでしょうか。
しかし、イラクの混乱は、アメリカ軍が駐留する限り、続くでしょう。
 これは、別の視点から考えれば、よくわかることです。
たとえば、中東に、経済大国で軍事大国があったと仮定します。
この国が、アメリカの平和と安全を守ると称して、
アメリカ国内に軍事基地を建設し、大規模な軍隊を駐留させたら、どうしますか。
 きっと、たいていのアメリカ人ならば、
「異教徒の軍隊を追い出せ」と叫び、こうした軍隊の排斥運動を起すでしょう。
 それにしても、多くのアメリカ人は、
まだイラクにアメリカ軍を駐留させておくべきだと考えているでしょうか。
実は、反米主義者たちも、なるべく長期に渡って、
アメリカ軍はイラクに駐留すべきだと考えています。
 これは、実に不思議なことに一致しています。
アメリカ人は、イラクから撤退すると、臆病者とか負け犬とか言われるのが嫌で、
イラクからアメリカ軍を撤退させたくないでしょう。
反米主義者たちは、アメリカがイラクに長く駐留すればするほど、
アメリカが弱体化するので、アメリカ軍は、もっと長くイラクに駐留すべきだと考えています。
こういうのを、「同床異夢」というのでしょうか。
「同床異夢」
We may sleep in the same bed, but we have different dreams.

忘れていませんか for remembrance' sake 2004 6 19
 イラク駐留経費。
気持ちはわかります。
夏休み前に渡される通信簿。
優秀な生徒を除けば、誰も見たくない「学校の通信簿」。
 イラク駐留経費は、1か月あたり50億ドルもかかると言われています。
1年で、600億ドルです。
最終的には、税金で負担することになります。








































































































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